菜根譚

菜根譚(183)

「おのれの心を欺かない、人の情けに頼らない、物をみだりに費やさない。この三つを守ることで天地のためにはその心にかない、万民のためにはその生活を安定し、子孫のためには福を作り出しておくことができる。」 

 

守ること(脇屋所感)

一、欺かないとは、約束を守ることである。

二、頼らないとは、むやみに人をあてにしないことである。

三、費やさないとは、物事は八部で止めるて二部は残しておくことである。

この三か条を常にしっかり守っていれば天地自然の道理に反することがないのでお互いに争いが起こることもない。

また、ムリがないので自然と生活の安定につながっていく。このようにして、よい習慣を代々に伝えていけば、自然と後継者たちも、また、善いことが遺せることになる。

 

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