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(日本電産社長)

「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」この言葉は最近テレビ対談に永守重信氏(日本電産社長)が出てこられたときに聞いたのですが、「すぐやる」というようなこと当たりまえのことで、誰もがよく分っていることであります。 

しかし、言葉としては「すぐ」「必ず」「出来るまで」の三つが一つにつながっていることは、達成感があり言葉が活き活きしていると思います。 「何をしてるのか、言われたことは、すぐにやれよ」といいたくなることは、多くの人が今までに、何度も体験していることでしょう。

だが、「すぐやれ」といってるのに、すぐにやらないというこには、聞く側だけでなく、指示する側にも何等かの原因があるのだろうと思います。「すぐやれよ」「必ずやれよ」「出来るまでやるんだぞ」さらに「君なら必ずやれる」とつけ加えれば、夢があり更に楽しい言葉と決断を強く促すようになります。

このように考えると、言葉は生きものでありますから大事なことは、言葉には、物事の内容が具体的であること、言葉に魅力的な力があること、言葉に愛情や思いやりが感じられること、言葉に違和感がなく素直になれる雰囲気があること。などがあげられます。

私はいつも「今が大事」ということを座右の銘にして歩んでいます。また、人々にも「今が大事である」ことを強く言ってまいりました。「今のことが出来なくて次に何があるのか」と思うからであります。

「すぐやる」「必ずやる」「出来るまでやる」という言葉を聞いて、私は「今が大事」と人に伝えるときに、この言葉をつけ加えることを忘れていたように感じています。「今が大事」と言っているのに、なぜ、すぐにやらないのか、それは「必ずやる」「出来るまでやる」という力の入った具体的な言葉が不足していたように思っています。「出来るまでやる」とは、誰もがいう言葉です。しかし、「必ずやる」という大事な中間の言葉が省かれている場合が多いような気がします。今月はこの言葉「必ずやる」を提言いたします。

 

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