菜根譚

(中国古典・菜 根 譚193)

『山が高くて険しい場所には草木は生えないが、しかし谷川のめぐる低い所には、草木がむらがり生えている。水の流れの激しい場所には魚類は住みつかないが、しかし水のよどむ深みには、魚類が多く集まっている。これを見ても、孤高の行いや、度量の狭い性急な気持ちは、君子として深く戒めておくがよい。』

 

解説:脇屋

今日実行したことの結果は、三日後か、七日後、或いは十日後にその事象が現れることになる。その事実を確りと見届けなければいけない。もし見逃すようなことがあれば、何時までたっても先を見抜くことは出来ないだろう。

また、十日後に現れた事象は、即座に処理しなけばならないが、それまでの事は性急に解決を急ぐと反目になることが多いから注意しなければならない。

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