五月五日(端午)

 DSC_6249.jpg『端午』とは、「初五」の意で、「端」は初めという意味であり、「午」は五と同じ意味であります。つまり端午は、もともと月の初めの午(うま)の日のことをいい、毎月の上旬五日の意味もありました。特に五月五日をさすようになったが、古くは五月以外の五日にも使われていたらしい。

中国では月と日の数が重なる日を祝日にする風があり、五月五日を端午として祝うようになった。重三の(三月三日)、重陽(九月九日)と同じ由来をもつ。

古来、中国では、この日、野の出て薬草を摘んだり、よもぎでつくった人形を家の戸口にかけたり、菖蒲酒を飲んだりして邪気をはらう行事が行われた。日本では、菖蒲やよもぎを軒に吊るしたり、ちまきや柏餅を食べてお祝いをした。江戸時代以降は、男子のいる家では鯉のぼりを立て、甲冑・刀・武者人形などを飾って、子供の成長を祝う行儀となった。

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