随筆

「死んでもいいから、元気でないといかん」と長崎の田舎に行ったとき、おじさんがよく言って笑わしたものでした。そのおじさんも今は天国に帰ってしまいました。

「死んだらあかん、でも、元気でないとあかん」と言ってあげればよかった。多分、死んでも元気に天国で活躍してるかも……と思いたい。

昨年暮れに風邪をこらしたのが原因で、微熱がつづき体調を大きく狂わせてしまった。 「風邪だけはひかなきょうに…」と常々担当医から指示をうけていたのに、不注意だったと思っている。結果には何事にも原因があるように、体調を崩す原因はあった……毎日、私は朝10時頃に事務所に出て、仕事が終える時間は18時にしていた。

しかし、この時期無理をしていた。

 

ある日、寒気がするのに、大丈夫、大丈夫と過信をして21時まで毎日のように頑張っていた。

ある夜中、熱が下がらず、救急で大阪労災に駆け込んだ。急いで緊急処置をうけ、翌日、担当医に診断をうけ、その後CT検査・血液検査・点滴治療と矢継ぎ早に治療をしていただいた…が簡単には治らなかった。

それから三ヶ月間、吉川部長医師が、点滴治療や必要と思われる検査を指示され、病原の追求をして下さったが、結果は無理しすぎが原因、ということで終わった。

そのほかにも原因があるようだ。それは、昨年10月で満80歳になったことだ。昔から八十の山を越えるのが難しいと言われている「そうだ…そこだったのか…」と、肉体の変化時期であったことも、大きな原因のようである…と後悔先に立たずであった。

四月に入って完全回復となった…私の目標である、今から10年間…元気で活躍できるように健康に十二分の配慮をするために、新しい健康管理をすすめようとしている…今の私である。

 

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