県まつり(あがたまつり)6月5日~6月6日
京都府宇治市宇治蓮華、県神社。一名『暗闇祭り』とも呼ばれる奇祭で、昔は男女のざこ寝で有名であった。
県神社は、平等院の鎮守である。県神社の祭神は応神天皇の妃、宮主宅媛(みやすけひめ)。祭りは、五日の十七時からの夕御鐉(ゆうみげ)に始まる。祭神の父、日触使主(ひぶるおみ)の子孫と伝える長者氏の宅で大きな御幣をつくり、これを本社に捧持して神霊を移し、翌六日の午前三時ごろ、行列をつくって、暗夜の中を御旅所に渡御する。大幣を担ぐ若者は、昔は裸体であったが、今は白浄衣を着ている。この渡御のお供を三年続けると、どんな願い事もかなうと言い伝えられている。
(こよみ辞典より)