菜根譚(194引用)
『大事業をなし遂げる人というのは、多くは虚心で円滑な人である。(これに反し)事業に失敗し機会を失うような人は、必ずかた意地で執念深い人である。』
「成功する人柄とは」 解説:脇屋
虚心円滑というのは、「あっさりしてくったくがない」ということである。しかし「あっさり」したくてもできない人が多い。その原因は、解決していない問題を多く抱えている場合が多い。
だから、何事も分相応以上の問題を抱え込んではいけない。今日のことは、今日中に始末できる範囲内で取組むことである。
「虚心」とは「何時も心が空である」ということであるから、言い換えれば、何時も心に余裕があるということでなければならない。