中国古典『菜根譚』(196引用)
※橙橘=だいだいとみかん
『日がすでに暮れても、なお夕映えは美しく輝いているし、年の暮れに当たっても、橙橘のたぐいは一段とよい香りを放っているではないか。
そこで、晩年に際しては、君子たるもの、一段と精神を振い立たせて最後を飾るがよい。』
『整理・整頓・後始末』 解説:脇屋
何事も締めくくりは大切である。一年間の自分のこと、家庭のこと、仕事のこと、を整理(いらないものを捨てる)して必要なものだけを整頓(事象ごとにまとめる)しなければいけない。
さらに、どの問題に対しても一応の締めくくり(後始末)をしておくことも重要である。年が明けて、この問題は「ここから」と、出だしを明確にしておくことも年の瀬の行事である。12月は、一段と精神を振い立たせて、整理・整頓・後始末をすることである。