新知識

貝原益軒【養生訓】より

『夜食の法』

夜食する習慣のひとは、日が暮れてからまもなく食べるがよい。夜更けになって食してはいけない。酒食の気がよく循環し、消化したあとに寝るのがよい。消化しないままに早く寝ると病気になる。

夜食しないひとでも、夕食後に早く寝てはいけない。早く寝ると食気がとどこおり病気になる。とにかく夜は活動するときではない.だから飲食しないで少しは空腹でも害はない。やむなく夜食をしなければならないときは、、なるべく早く、しかも少し食べるがよい。

夜酒は飲まないがよい。もし飲むとしても夜食と同様に早くして少しがよいのはもちろんである。

 

『食と栄養と』

世間では食を制限しすぎると栄養不足でやせてしまう、という。これは養生を知らないひとのいうことである。欲が多いということは人間の本性であるから、制限しすぎると思われるくらいが適当になるのである。

 

『腹七、八分の飲食』

飲食物に出あうと、食べたいという心が強くなって食べすぎても気づかないのは、いわゆる一般の人びとの習性である。酒、食、茶、湯など適量と思うまえに、腹七、八分のひかえめにして、いま少し不足だと思われるときにやめるのがよい。飲食がすんでからかならず腹十分になるものだ。

食べているときに十分だと思うほど食べると、食後はかならず腹がふくれすぎて病気になるのである。

人間学

2009年4月8日
『よく自戒して下流にいてはいけない』師はこういわれた。子貢の言に、「紂王の不善もこれほどひどいわけではない。だから、君子は下流にいるのを憎むのだ。天下の悪がみなその一身に帰してしまうからだ」とある。「…

小学を学ぶ

2009年4月8日
『「儀礼」の士相見礼篇にいう。人と話をするには、相手の人の本務とすべき道に関して語るのをよしとする。すなわち人君と語るには、臣下を使う道、その辛苦などについて話し、大夫などの大人に対しては、君に事える…

随筆

2009年4月8日
10月12日(日)滋賀県の信楽町で商工会が主催する「しがらき陶器まつり」が催されていたので行ってみた。十年ぐらい前には陶器を物色によく陶器の町信楽に行ったものであるが、その頃は、奈良経由で山越えをして…

菜根譚

2009年4月8日
菜根譚(194引用)『大事業をなし遂げる人というのは、多くは虚心で円滑な人である。(これに反し)事業に失敗し機会を失うような人は、必ずかた意地で執念深い人である。』 「成功する人柄とは」解説:脇屋虚…

育成

2009年4月8日
『教育とは人間性を育てること』教育とは、「教え育てる」という意味であります。ただ「叱る」「怒る」だけでは子供は成長いたしません。毎日、子供とどのように接しているでしょうか?、考えて見てください。「ダメ…

心がけ

2009年4月8日
『成功は時流を読む実力が必要』人生も事業も「努力しておれば何とかなる」というものではない。仏法の教えに「教・機・時・国・教法流布の前後」という教えがありますが、この教えを今の社会的に照らして考えてみま…

養生の戒め

2009年4月8日
貝原益軒【養生訓】『だんごより飯の多食は不可』飯はよくひとを養うけれども、同時によくひとを害するものである。だから飯はとくに多食してはいけない。つねに適量の分量をさだめておかなければならない。飯を多く…

小学を学ぶ

2009年4月8日
本文:『曲礼篇にいう。人は目のつけ所が大切である。相手に対する目のつけどころによって、その人の心中がわかるからである。およそ視線が対手の顔面より上にあるときは、その人が傲慢の念を抱いているのであり、帯…

人間学

2009年4月8日
『恩に報いることを心得れば、何事も思うままになる』(二宮尊徳翁の訓えより)師はこういわれた。『孝経』に、「孝弟の極に達すると、鬼神にも通じ、その徳は世界中に輝き、感化を受けないところはない。東西南北の…
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